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VELOCE 2

COMITIA82が終わり、家へ帰る前に、高まった気持ちを静めるために近所のVELOCEへ寄りました。ブレンドを買ってカウンターの陰の隅の席へ。以前、「COMITIA82が終わったら、その席に落ちついて自分の書いた小説を読み返したい」と書きました。その通りのことをしました。

さっきは売れなくて悔やんだことだけを書いてしまいました。それは率直な気持ちではありましたが、もっと大切な気持ちを僕は忘れていました。それは「本ができて良かった」ということです。思い出させてくれたのは挿絵を担当してくれた佐藤(仮)先生でした。先生は今日の別れ際に、僕のケータイに「本ができてよかったね」とメールしてくれました。僕は今日一日のことで頭がいっぱいで、本を作り上げるまでの約一年半のことをすっかり忘れていました。出版に至るまで紆余曲折はあったものの、収録作品のひとつは昨年の五月に書いたものでした。それに、調査や取材につかった時間、行った場所。協力してくれた方々。僕がそれについて話したことや行動したことを先生はずっと見ていて、ちゃんと覚えていたのでした。僕は先生について書くとき、半ば冗談で「古参なので何でも分かっている」みたいな書き方をしていました。もちろん同人誌を作成する作業についてなど、たくさん教えてもらったことは本当です。けれどそれ以上に、僕が思っていた以上に、同人誌を作り上げるということについて、先生はわかっていて、僕はわかっていませんでした。

落ち着いて自分の本を読みながら、改めて、思い通りの本ができてよかった、と思いました。表紙も本文も、入稿したときのイメージどおりで、あまりにイメージどおりなので逆にあっけなく思えるくらいでした。挿絵もいいところでバッチリはまっていると思います。この先、自分が小説を書き続けて、サークルのメンバーと協力して同人誌を作り続けて、何年かしてふと処女作品を見返したとき、稚拙だと思える部分、文章の変なところ、本の作りのアラなど、たくさん見つかるかもしれません。けれど、ではそのときに直せるかと言ったら、それはおそらく無理でしょう。なぜなら、この本はこれで完成しているからです。完成した作品というものは、アラに見える部分も含めて、いろいろな要素がフォローしあって完成している、そういうものだと思います。逆に言うと、そのときの時点で「これでいい」と思えるところまで作りこむのが、完成させるということだと思います。

みんなで作った同人誌「白い傷」(もちろん印刷所のかたも)を、いかに多くの人に読んでもらうかを考え活動すること。それから、次の作品に取り掛かること。書いてみると当たり前ですが、このふたつが、当サークルにとっての次のステップです。

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

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