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Memento-Mori

KOUさんの『Memento-Mori』は人間の死を主題にした作品であった。

http://azurelyblue.yu-nagi.com/works/memento.html

序盤のぐっと引き込む感じ、そして中盤からの劇的な盛り上がりが素晴らしかった。謎解きの部分は、もっとページ数を使って主人公に解かせたほうがよかったのではないかと思った。(というようなことを僕も他の人に言われたことがある)。ラストは良かった。

死んだらおしまい。人としての尊厳、保障、権利なんてものは、生きてこそだ。ところが長く生きて、持ちものや支えるものが多くなってくると、自分が死んだ後のことを考えるようになる。ただの肉の塊になったあと周囲で何が起ころうがどうでもよさそうなものなのに、人間とは不思議なものだ。「未来」という概念が我々このような発想を起こさせ、産業さえ生み出しているのである。少し前に、事件の被害者のmixiとかのログがマスコミに晒されたことがあり、なんかすごくゾッとした。あれこそ、死んだらただの肉の塊とみなす行為であり正しい認識だといえるが、もし自分の死後、少しの間だけ自分の財産を守る番人として蘇ることができたらいいのになあ、なんてことを、『Memento-Mori』を読んだ後で考えたりした。

テーマ:同人小説 - ジャンル:小説・文学

ハイヴァネイト

また風邪をひいて調子が悪いが、『ハイヴァネイト』について書いておかなくてはならない。安心して読んでいられるのは七月二十五日の午後二時三十三分を過ぎたあたりまでで、そこから先は止めようがなかった。オカダファクシミリさん独特の語り口だけがそうさせたわけではない。「日時+名前」という形式の見出しが、ダイナミックな構成とカメラワークを滑らかに繋ぎすぎていたせいでもあるのだ。そして、カメラは常に人物の内側に据えられている。レンズが捉えるのは主観的な風景で、マイクはモノローグをも拾うのである。これらの手法によって時間と空間と主観とを行き来しながら描かれるのは、繋がっていると信じたものが断絶し、一方で無関係だと思い込んでいるものが実は繋がった複雑な世界と、そこに暮らす人々の現実である。

http://asagao-wpeace.blogspot.jp/2012/03/blog-post_25.html

何人かの登場人物のうち、最も注目すべきは葵である。特に終盤における彼女の描かれかたは、リアリズムの極致だと言える。我々は彼女の主観的な現実を、フィクションである本作によってしか知ることができない。なぜなら、もし葵という人物が実在したとして、彼女がその心中をこのように綴ることは、おそらくできないからだ。そしてもう一人、僕がどうしても気になる人物が、保である。これは本作における謎のひとつであるが、どういうわけか彼だけが、徹底して客観的な描かれかたをしている。風呂にすら入らない引きこもりの彼であるが、作中で最も的確かつ客観的に自分を評価しているのだ。物語の最も深いところにいるのは、保と葵の兄妹なのではないかと僕は思う。登場人物の多くが自分だけの閉じた宇宙に存在している本作において、二人の繋がりだけが特異点である。

テーマ:同人小説 - ジャンル:小説・文学

第十四回文学フリマ 佐藤及び非公式ガイドブック編集委員会参加報告

おつかれさまでした。
文学フリマ非公式ガイドブックの頒布数は、計146部でした。(関係者への献本除く)
若干の残部があり、委託販売を予定しています。

本誌の性質上、早い段階で反響がありました。
「ガイドブックを持ったお客さんが買いに来た」「ガイドブックを見て知らなかった本に出会えた」
などの声をいただき、たいへん嬉しくおもいました。

それと本業である当サークル個人誌の頒布数は、
『七曜』(文フリ初売り):14部
『アイデアル・ワールド』(既刊):11部
『迷宮図書』(既刊):19部
計44部でした。ありがとうございました。
『七曜』は在庫が切れましたので絶版となります。他の2種類はまだあります。

読んだ本の感想は読み次第おいおいあげていきます。
とりあえず簡単な報告で失礼します。おやすみなさと。

トラバ http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20120506

テーマ:同人活動 - ジャンル:サブカル

第十四回文学フリマ

第十四回文学フリマに参加します。 公式→ http://bunfree.net/

2012年5月6日(日)11:00〜16:00 東京流通センター 第二展示場(E・Fホール)
配置は C-68 です。

だしものは以下。小説ガイドのみ新刊です。既刊は持ち込み部数が少なめなので、取り置きを希望される方はご連絡下さい。

『非公式文学フリマガイドブック小説ガイド』
 http://bunfreeug.web.fc2.com/guide.html
 持ち歩きに便利な新書サイズ。公式のカタログとあわせてご利用いただけたらいいなと思います。

『七曜』
 http://0tas.blog118.fc2.com/blog-entry-337.html
 文学フリマでは初売り。黒スト履いたロリババアがオッサンを蹴る、といった内容の薄い本です。

『アイデアル・ワールド』
 http://books.doncha.net/happy-reading/detail.pl?uid=141897842&bookid=79&q=%E4%BD%90%E8%97%A4&col=circle
 当サークル主力商品。上記リンク先で3分の1弱くらい読めるので気に入ればどうぞ。

『迷宮図書』
http://books.doncha.net/happy-reading/detail.pl?uid=141897842&bookid=80&q=%E4%BD%90%E8%97%A4&col=circle
 パラドックス・メタ小説。こちらも立ち読み可能。こないだタトホンでやたら売れた。

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『ドールハウスの童話』電子書籍版

『ドールハウスの童話』電子書籍版をパブーにて販売開始しました。
パブー http://p.booklog.jp/book/47177
作品紹介 http://0tas.blog118.fc2.com/blog-entry-274.html

挿画を担当していただいたsdtさんからお祝い絵をいただきました。
かわいい(*´ω`*)モキュ(*´ω`*)モキュ
ジルさんモキュモキュ

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電子の要請

電子化のビッグウェーブがやってくるまえに当サークルも電子化しなければ。
ということで、やりました。

立ち読み(創作文芸見本誌会場 Happy Readingさん)
http://books.doncha.net/happy-reading/?uid=141897842&bookid=90&col=author&q=%E4%BD%90%E8%97%A4

電子書籍(パブーさん)
『ドールハウスの童話』 http://p.booklog.jp/book/47177

よろしくね!

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タトホン6おつかれさまでした

タトホン6、参加してきました。
楽しいイベントでございました。
参加サークル数は欠席も出たりしてたぶん50くらいだったんではないかと思います。
はじめてユーストに出演したりもした。

当サークルの同人誌の頒布数は
『七曜』(新刊) 10部
『アイデアル・ワールド』 3部
『迷宮図書』 6部
の、計19部でした。

思っていたよりもだいぶたくさん出ました。今回、パンフレットにお買い物券がついたおかげでしょう。
100円券を当サークルで6名のかたが使ってくださいました。
お買い物券によって、お客さんが積極的に買う方向に動いていたような気がします。

出展した物が売れるというのは、大事なことです。とても大事なことなんでござーます。
サークルで参加したことがある方にはわかると思いますが、
ブースの前を人がゾロゾロ歩いているのに、誰も何も持っていってくれないのは結構辛いことなのです。
フリーペーパーでも何も配布できないよりはマシですし、
無料本に走ってしまう方の気持ちもわかるような気がしますね。

なので小規模なのにこんなに売れるタトホンは素晴らしいと思う。
次回以降、新刊キャッシュバックをやめて(?)お買い物券拡大の方向に動くみたいですが、
自分は賛成です。

ところで寺田さんが持ってきてくださった、カールスラント人の書いた漫画が超絶面白かった。
これはもっと評価されるべき。続き無いのかなー…

つかドイツ人

ただしエーリカとかは関係ない。つかドイツ人。

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タトホン6

タトホン6に参加します。
2012/3/20(火祝)11:00〜15:00 都立産業貿易センター(浜松町館)3F1展
配置は左奥のあたり。

公式 http://tat-con.upper.jp/hon

今回はパンフにお買い物券がつきます。
1サークルにつき100円分つかえるみたいなのでうちの新刊は100円にした。
新刊情報 http://0tas.blog118.fc2.com/blog-entry-337.html

既刊はここで立ち読みできます。
http://books.doncha.net/happy-reading/index.pl?col=circle&q=%E4%BD%90%E8%97%A4

ヨロシューマイ

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七曜

今度の新刊は、
曜日って毎年変わるからめんどくさいとかクドクド言い始めた禿げたオッサンを、
黒スト履いたロリババアが蹴る、といった内容の薄い本です。
タトホンにて新発売〜百〜円〜

七曜

『七曜』2012年3月20日発行
著作・構成・デザイン・校正・印刷・製本・発行者:佐藤
イラスト:佐藤(仮)

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第8回MMD杯 感想

第8回MMD杯に投稿された作品を一通り見た。そしてなんかすごく面白かったし感動した。僕はボカロはじめMMD動画については、にわかファンであるのだが、このいまの気持ちを残したいと思ったので、いくつかの作品について感想を書いておく。

【第8回MMD杯本選】本気の BEAT IT
 PVとしては本大会で最高の出来だと思う。ボカロ曲の『ワールズエンド・ダンスホール』と『BEAT IT』のボーカルが、まさかの融合をとげたマッシュアップ作品。怒涛の編集からは、まさに「本気」を感じる。何度見ても飽きない本作だが、最後に「TO BE CONTINUED」と表示されるのが気になる。この上、さらに何をやろうというのか…

【第8回MMD杯本選】ぷちテトのだいぼうけん
 ゲキド街へ引っ越してきた転校生のぷちテトが、一人で電車に乗り懐かしい町を目指す物語。全編がボカロ曲の『ハロー、プラネット。』にあわせてつくってあり、ストーリーの起伏にメロディラインがうまくマッチしている。ぷち大集合であり、ぷちと大人がうまく使われている。(他の作品でもそうだが、ぷちと大人が同じ画面に出てくると親子に見えてしまうのが不思議といえば不思議だ。)テト好きの俺得動画だが、それ以外の人にもお勧めしたい、心温まる良作だと思う。

【第8回MMD杯本選】禁断の惑星【すこしふしぎSF】
 古き良きSFのにおいがする、ショートショートの良作。こちらも、ぷちミクと大人ミクが効果的に使われている。BGMもいい。SF作品では、【第8回MMD杯本選】1万年後の初音ミク もよかった。

【第8回MMD杯本選】 24KEYs【初音ミク】【MMD PV】
 この時代性に富んだ素晴らしい作品は、MMD杯といえば定番の公式ソング『Let's Dance Now!』に対するアンサーソングであるように思う。『Let's Dance Now!』は、MMDの新規ユーザーへの応援ソングであるとともに、MMDによってもたらされる創作の容易性をうたっている。その点に疑いの余地は無い。じゃあ、MMD杯に投稿されているあまたの作品は、鼻クソほじりながらチャチャっと簡単に出来上がっているのかといえば、それは違う。確かに、彼女はそこにいて、思うがままにうごかせる。しかし、ではどう動けばよいのか、何を語らせるのか、表情は、ニュアンスは、世界観は、演出は、そしてストーリーは? 創作の最も苦しい部分は、昔と何も変わっていない。ツールが向上して、誰でもできるようになったとしても、それをやろうとすれば、誰もが産みの苦しみを味わうのである。
 新しい悩みもある。「誰でもできる」を言いかえれば、「誰もがやっている」ということになり、――新しい何かをはじめようとしても、すでにあらゆることがやりつくされている。自分がやることに意味はあるのか。創作を行う誰もがぶつかる悩みだ。
 そんな、創作を行うたくさんの人々の苦しみや悩みに、この歌と、このPVは答えている。あなたがやることに意味があるのだと。あなたが作れば、それはあなただけの作品なのだと、24人のミクさんがそう言っているのだ。

【第8回MMD杯本選】 祝!初音ミク初歌唱コンサートドッキリ!【MMD-PV】
 『Let's Dance Now!』を使ったPV。バーのミニライブに出演するつもりのミクさんを待っていたのは、手作りのコンサート会場と満場の観衆…! ミクさんへの愛が溢れる、もらい泣き必至の作品。

【第8回MMD杯本選】オリジナル「Walk without you」【巡音ルカ】
 ルカ姉さんのかっこいいPV。しかもいいメガネ。僕がボカロ作品をまだあまり知らないというだけかもしれないが、どうもルカ姉さんをうまく使いきれている作品が未だに少ない気がするのだが(というかミクさんとGUMIに集中している?)、これならルカ姉さんも納得なんではないか。英語だと調教が良いのかどうかよくわかんないのは秘密。

【第8回MMD杯本選】しゃべるちんこ
 良い意味で最低。つーかリンを起用するセンスに脱帽。そういえば本家である2700は、キングオブコント2011のネタでキリンと象のかぶりものをしていたくらいなので、こういう面白さをわかってくれるかもしれない。

【第8回MMD杯本選】秘密結社ウタの爪〜MMDより愛を込めて〜
 タイトル通りのすばらしいパチもん。ただいま人気急上昇中のデフォ子さんが吉田君ポジションで登場。総統役はテトだが、ドリル以外のテト要素は皆無。動画の左上に浮かんでいる「ピザを注文する」ボタンを押すと本当にピザを注文できるところが無駄にすごい。Lat式さんがデラックスファイター役というのが不思議と納得できる。色も似てるし(そこか)つかLat式って親がヤンキーのアイドルみたいなとこあるよな。(は?)

【第8回MMD杯本選】ルパン三九
 ルパン三世OP('80)をMMDとボカロで再現…といってしまえばそれまでだが、再現性がハンパない。再現性といえば 【第8回MMD杯本選】仮面アイドル555 もすばらしいのだが、こちらは再生規定時間を超えているためエア参加となっている。




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