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買わなきゃハド損

いやマジで。

http://www.youtube.com/watch?v=WyI30RiQOcw&feature=channel

「高橋名人伝説 -魂の16連射-」2010年1月27日発売 2100円(税込)
だそうです。

このPVもいいな。
http://www.youtube.com/watch?v=VAffx57B0s0

テーマ:懐かしのゲーム - ジャンル:ゲーム

マトリョーシカの犬

第九回文学フリマで購入した同人誌『銀座線 第14号』に収録されている、石原惠子さんの『マトリョーシカの犬』という短編が素晴らしかった。表現のしかたをトコトンまで突き詰めていて、短い文章が驚くような広がりを見せてくれる。とくに会話文が秀逸で、セリフを書くのが苦手な私には参考書になり得るほどだ。例として以下に母とわたしの電話での会話から抜粋する。作中では母と私の最初の会話である。

「まだ寝てたのね」
 母だった。母は、わたしの声を聞くだけで寝起きかどうかわかるのだと、いつも得意そうに言っている。そんなこと自慢にしてどうするんだと思う。
「いま、何時?」
 訊きながら、わたしは壁の時計に目をやった。もう少しで九時になるところだ。
「もうすぐ九時よ」
 母が言い終わらないうちに、
「知ってる」
 不機嫌に答えた。

最初の「まだ寝てたのね」と、それに続く語り手(=わたし)の言葉で、読み手は寝起きの不機嫌さが感じ取ることができ、続く「いま、何時?」から、壁の時計に目をやった…の部分で、ひと波乱あることを予感させる。私が素晴らしいと思うのはその直後の会話だ。母のセリフ「もうすぐ九時よ」と、それに対する「知ってる」が、読んだ者のアタマの中できれいに重なって再生されるのだ。(されるよな?)

文章というのは一文字ずつ目で追うしかないので、二つの事象をリアルタイムで同時に発生させることは、原理的には不可能だ。しかし、読み手の想像力によって同時に起きたと思わせることは可能だ。簡単な例文を挙げると、

 携帯の着信音が鳴るのと、タクシーが動き出したのは同時だった。

この文を読みながら順にその場面を想像していくと、(1)携帯の着信音が鳴るシーン、(2)タクシーが動き出すシーン、(3)前記の(1)と(2)が同時に進行するシーン、の順にアタマの中で再生する。このように簡単に、二つの事象が同時進行する様子を表現することができるが、(1)と(2)を都合2回想像することになり、テンポとしては少々ヤボったい。少々変えて次の書き方にすれば、テンポを良くする事ができる。

 携帯の着信音が鳴ると同時に、タクシーが動き出した。

上の例では、(1)携帯の着信音が鳴るシーン が「同時に」によって待たされ、直後の(2)タクシーが動き出すシーン が追いついてくることによって、よりリアルタイムに近い同時進行の表現となっている。『マトリョーシカの犬』からの抜粋でもこれと同様の技法によって、母とわたしの発声のタイミングを重ねており、かつ「母が言い終わらないうちに」とすることによって、わたしが発声するタイミングのニュアンスまでも表現している。

加えて、読み手は前もって「ひと波乱ありそうな予感」を抱いており、「いま、何時」の問いかけに母が答えたら、わたしはきっと何か言うぞ、と構えて読むことになるので、わたしが「知ってる」と被せて言うシーンをイメージしやすい。

さらに補足すると、上の抜粋では残念ながら媒体の都合で横書きになっているが、同人誌はもちろん縦書きである。横書きにしてしまうと、人間の目は横方向に動き易く縦方向には動き難いと言われているので、

 母が言い終わらないうちに、

の行と

「知ってる」

は、おそらく完全に別々に読まれることになるだろう。ところが縦書きだと、上の行(縦書きでは右)を読む間に、下の行(縦書きでは左)が見えてしまっている。それも「知ってる」と非常に言い切りなので、なおさら効果的なのだ。

『マトリョーシカの犬』は、内容としては非常に主観的で内省的なので(この特徴は『銀座線 第14号』全体に通しても言える)、娯楽としては薄く、ともすれば読みにくくなる種類の作品だが、上記で抜粋したようなテンポの良い表現によって、読み手を惹きつける工夫がなされている。

他にも例に挙げたい部分がたくさんあるのだが、あまり書いてしまうと本編を読む楽しみがなくなってしまうので控えるが、もうひとつだけ挙げると、

「カズコ、おすわり」
 マトリョーシカの声だ。

冒頭の2行だが、不思議なことに、これだけで「マトリョーシカ」というのはおそらく中年女性につけたアダ名であろうと推測できてしまう。まず、「おすわり」と言っているので「カズコ」は犬だとわかり(タイトルからもわかるのだが)、かつ「カズコ」という純日本的な名前からおそらくファンタジー小説ではないこと、であれば「マトリョーシカ」はアダ名で、それも体型をあらわしている、であれば丸みのあって下腹部の出っ張った中年女性ではないか、と想像していくわけである。

こういう削ぎ落とした表現はとても好きだ。また、一石一夕でマネのできるモノではないと思う。

テーマ:同人小説 - ジャンル:小説・文学

文藝同人LOL 第9号,第10号

ヤシロさんの『LOL』 第9号と第10号を第九回文学フリマで買って読んだら面白かった。

 第9号 http://lollollol.exblog.jp/10830419/
 第10号 http://lollollol.exblog.jp/12464742/

複数の作者による読み物の本として、非常に出来が良い。特に構成とかが凝っているという感じは無いのだが、個々の作品がみんな面白いのだ。みんなバラバラのことを書いているわりに、読んでみると妙なまとまりがある。なぜそう感じるのかは自分でもよくわからないのだが、とくに第9号に関しては、作風として読者の側に向いているというところは一つあると思う(そうでない作品もあるが)。執筆陣に演劇に関わっている方が多い(?)ようで、それが関係しているのかもしれない。

比べるようで悪いのだが、同文学フリマで買った『銀座線』第14号は有名どころということで楽しみにしていたのだが、作者の内面に向いた私小説的な作品が多く、正直に言ってあまり楽しめなかった。(もちろん、大変に面白い作品もあった。収録作品全体に対する比率という意味で…) 書き手としての私は、確か3年くらい前までは『銀座線』に多く収録されているような作品を目指していたはずだ。しかし今は読者の側を向きたいと考えている。どちらが優れているということではなく、ただ今はそうしたいというだけの話である。しかし今、同人誌に限らず物書きに求められているのは、読者の側を向くことだと私は思う。そのような観点で『LOL』という同人誌は時代性に沿っていると思う。バックナンバーも第9号のようなクオリティーで作られているのであれば是非読みたい。

以下、収録作品についての感想です。(敬称略)

・『みずさきあんない』(屋代秀樹・第9号収録)
モノローグ風の作品だが、偶然の出会いから道連れになった女性の台詞が差し込まれる。しかしながら内容的にはやっぱりモノローグであり、話し相手の女性は実は語り手の内面を映す鏡としての存在ではないかと思える。喪失から来る悲しみともとれない感情を処理できないモドカシサという、ごく内面的な内容を、道を行きながら相手の女性に喋らせることで、ロードムービー風に仕立てることに成功している。岩明 均(…は漫画だけど)の作品のようなドライ感があり、表現にあえて隙間をつくることで物悲しさを演出するのが上手い方だと思います。

・『きよらなる海』(新家智実・第10号)
怪作と呼ぶべきだろう。主人公視点で一人の女性を想い続けるという内容の作品なのだが、性犯罪者の独白を聞かされているような凄みがある。(妙な喩えだが、断じて貶しているのではない。) はっきり言って推敲不足で、重要なシーンで脱字があったり、連続する段落の先頭が何度もヒロインの名前で始まっていたりと、問題もある。しかし一方で情景から内面への連続的な表現がゾッとするほど巧かったりするし、何より思春期独特の歪な内面性の表現が、まさに迫真の描写であって、ムチャクチャ怖かった。こういう小説が読めるのは同人誌の醍醐味だと思う。

テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学

カルカソンヌをパソコンで

いやー寒い寒いと思っていたら気が付けば間もなく正月ですよ。
正月はコタツでカルカソンヌ。家族揃ってカルカ〜。知人のお宅でソンヌ〜。みたいな。
私なんかは普段はカルカる環境がありませんので、正月に恥をかかないように自主トレですよ。
つーわけでPC版。

ここの
http://rapidlibrary.com/index.php?q=carcassonne+pc+game

Carcassonne.part1 .rar と Carcassonne.part2 .rar を落とす。
ユーザ登録しなくても落とせましたよ、遅いけど。

んで同じディレクトリに置いといて、lhazかなんかで解凍する。
そうするとCarcassonne.zipができあがるので、それをさらに解凍すれば完了なのですが、
Carcassonne.exeをダブルクリックするといきなり何語だかよくわからない言語で
立ち上がるので(勘でプレイできないこともないが、)

英語にかえるには carcassonne.cfg というファイルをテキストエディタで開いて
LANGUAGE = 2 となっているのを LANGUAGE = 1 にかえてから起動すればいいです。

何で私がそんなことを知っているのかというとネットでてきとうに調べたらでてきたからです。
ネットは便利だな。

テーマ:懐かしのゲーム - ジャンル:ゲーム

怪影の扉

『怪影の扉』は日暮海亜さん(パプリカパーク)が書かれた本で、怪談である。第九回文学フリマで、私の『山猫』も怪談だということで一冊交換していただいた。

この本はとても怖い。同じ怪談というジャンルであるハズの『山猫』とは比較にならない怖さである。何故そこまで恐怖を覚えるのかといえば、この本の副題にある通り『実話風創作怪談』であるからなのだが、それを説明するには、反対に私の『山猫』がどうしてあまり怖くないのか、ということを説明したほうが早い。

当然のことだが、『山猫』は虚構の物語である。私はその虚構を、虚構の世界を舞台にした物語として描いた。なぜならば、怪談であると同時に娯楽作品として書きたかったからである。例えばハリウッド映画のように、怖いもの見たさで読み始めて、内容は実際怖いのだけれど、それはどこか違う世界での出来事であり、物語が終わった後は安全な現実世界に帰って来られる作品としてだ。↓こちらのtwitterで、
http://twitter.com/nankado/status/6535980878

文学フリマ入手品「山猫」:3/4くらいのところまでは古典怪談風に割とうまく行ってるんだけど、そこから後がラノベ。うまくくっついていない感じ。

という意見をいただいたが、まさに娯楽目的で書いたことが裏目に出ているのだと思う。(裏目には出ているが、ある意味では狙い通りなのだが…言い訳っぽいですな)

で、話を戻すと、『怪影の扉』がなぜ怖いかというと、『現実風』に見せる演出がなされているからである。一話が非常に短いオムニバス形式であるということ自体が、そういう演出につながっている。物語の舞台背景についての説明をそぎ落とすことで、現実での読者の立ち位置と舞台との距離が近くなる。ここがいつのどこであるかを説明する前にいきなり話が始まるので、読者は自分が生きている現実が舞台なのだと錯覚するわけである。

また、ある特殊な「無意味さ」も、『現実風』の演出として一役買っている。たとえば同誌に収録されている「ドアを叩く者一」と「ドアを叩く者二」という二つのタイトルは、その両方を収録する意味がないのではないかと思えるほど似通った内容である。また、「車窓の風景」のように、怪談ですらなさそうな、何だかよくわからない話も収録されていたりする。こういった、無意味な作品が紛れ込むことで、現実にインタビューを通じて収集した話であるかのように錯覚させ、本当に怖い話をより強く引き立てている。

私がこの本を気に入っているのは、そうした演出があくまで演出だと最初から言っているところだ。冒頭でも引用した副題『実話風創作怪談』が示す通りである。虚構の物語、エンターテイメントだと宣言した上で、それでも現実の出来事だと錯覚させ、恐怖を覚えさせようとする、読者に対して挑戦的な作品なのである。最後には再びエンターテイメントとして締めくくる演出も実に綺麗で、感服する。

テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学

the TV show

これおもろいな。
http://www.youtube.com/watch?v=BQ9YtJC-Kd8

[映像] 椙本晃佑 [音楽] マナベタカユキ 2009年に自主制作したアニメーション・ミュージックビデオで す。


だそうです。おでんたべたい。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

第九回文学フリマ参加報告(G−1)

新刊『山猫』全て配布しました。それも含め買って下さった方、読んで下さった方、ありがとうございました。ヒトコトでもご感想をいただけると嬉しいです。
本当は昨日のうちに報告をしたかったのですが、昨日はトラブル続きというかほとんど一日じゅう病院にいて疲れ果ててしまいました。午前は内科で午後は脳神経外科。

イベント全体についての感想としてはアンケート提出するのわすれた(感想じゃねえええ!)すみません。書いたのに…。さいご卓とイスの片付けのとき入り口とは別の出口が開いて、そっから帰ってしまったせいだ。つぎは気をつけたい。

アンケートにはアンケートの結果を知りたいと書きました。これはインドラの神のライバルことTさんの意見だったのですが、ティアみたいに後で出展者に教えて欲しいなと自分もおもいましたでごやす。

そういえばここのブログをみていらっしゃったという方がいて驚いた。読んでる人いるんだ…ブログ…もっとちゃんとしよう。見本誌を読んで来てくれたひとは多かった。あとはマスクを外したら売れ行きがよくなった。というかTさんに店番をたのんだときが一番売れた。さすがだ。オーラがちがう。展示についてのアドバイスもしていただきました。

開幕直後は評論関係の島に人が殺到していたけど午後1時くらいから人が流れてくるようになったのでよかった。前もそうだったけどこのイベントって13〜14時台がピークじゃないですかね。大手は別だろうけど。

というわけで戦利品のコーナー。感想はおいおい。敬称略。

文藝同人LOL 第9号,第10号 (LOL http://lollollol.exblog.jp/)
・ハヴォルスキー卿の逆襲
 (みずましpomta http://ro-fake.hp.infoseek.co.jp/pomta)
 もう読んだ。面白かった。続きも買っとくんだった…。
野宿野郎5号 (野宿野郎編集部 http://nojukuyaro.net/)
みどりの… 絶対移動中 vol.6
 (絶対移動中 http://www007.upp.so-net.ne.jp/torigoya/)
 装丁が超かっけえ。ここの本は毎度装丁がかっけえ。
 モチロン中身も面白いですよ(今回のはまだ読んでないけど)
砂上回廊 (SKIPJack http://skipjack.oops.jp/)
星を磁石に 道に向かって (NorthWest航空 http://raluah.cc)
.銀座線 第14号 (銀座線同人 http://www.geocities.jp/hiwaki1/doujin/kakushi/ginnzasenn.html)
 厚い…
和解 (精神病新聞編集部 http://erikogoo.blog31.fc2.com/)
 志賀直哉先生とは関係ありま…あるのか? まだ読んでいないのでわかりません。
Transporter (MisticBlue http://misticblue.selfish.be/)
怪影の扉 (パプリカパーク)
 怪談つながりでうちの新刊と交換しました。
 つか2話目の主人公が佐藤さんになってるんすけど!?こええよ(泣)
フィクション・ハンドブック準備号
 (ピアノ・ファイア・パブリッシング http://www1.kcn.ne.jp/~iz-/)
PNOS Ver.2.0 (雲上回廊 http://kairou.com/)
ひらめき☆まんが学校中間報告書
 (ひらめき☆まんが学校 http://hiramekimanga.typepad.jp/blog/)
積読にいたる病 (Quantum EDitor http://qed-jp.com/)
 『白い傷』と交換していただきました。
tetRa (ウミユリクラゲ http://umiyurikurage.sakura.ne.jp/)
 『白い傷』と交換していただきました。
破滅派 五号 (破滅派 http://hametuha.com/)
 こちらのサークルでは土地を買ったそうです。
 土地を買えるほどの売り上げ…あこがれますね。
本当はこの文章系同人がすごい
 (本当はこの文章系同人がすごい編集部 http://d.hatena.ne.jp/ibuse/)
 タダでもらいました。なぜならば!私もアンケートで参加したからですね。
 ありがとうございます。

以上、フリーペーパーは割愛…

http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20091206

テーマ:同人小説 - ジャンル:小説・文学

第九回文学フリマ向け販促フリーペーパー

の原稿を、前回に続きSさんに書いてもらいました。
販促用なので全文公開します。当日はA4よこ1枚に印刷して配布予定です。
http://www.dnovels.net/bodies/detail/9432

…それとは関係ないけど2週間くらい前に、新刊『山猫』(⇒参照)の挿絵を発注するとき、豊田エリーみたいな感じでってお願いしたんですよ。

そしたら柳楽優弥と婚約だってニュースが。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120201000301.html

だから何だ、ということは無いのですが…ちょっと驚いています。
もちろん祝福いたしますよ!お幸せに!

テーマ:同人小説 - ジャンル:小説・文学

山猫

寒い季節ですが、怪談をお届けします。

山猫

療養のために引っ越した片田舎。
自然豊かで静かな所でしたが、地元の人は山に棲むという怪異を畏れていました。
やがて平穏な暮らしを脅かし始める異変…
〜〜〜〜〜
読みきりサイズのコピー本、本文20Pです。
移動時間や売り子さんの暇つぶし、眠れない夜にもどうぞ。

●頒布予定
第九回文学フリマにて初回頒布します。 (http://bunfree.net/)
2009年 12月6日(日) 11:00〜16:00 大田区産業プラザPiO
配置 G-1 …上のポスターが目印です。

●山猫●2009年12月6日 初版 第1刷発行
●著者 佐藤●挿画 ベン(http://yodaka.net/)●原稿校正協力 ジャガイモ
●発行者 佐藤●サークル 佐藤●印刷 佐藤

テーマ:ホラー・怪談 - ジャンル:小説・文学

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